独創的な感性で時計業界を揺さぶるジョン・メイヤー氏インタビュー:限定モデル誕生秘話から時計愛を語る

伝説的ミュージシャン、ジョン・メイヤー氏が、高級時計ブランド オーデマ ピゲ (AP) と衝撃のコラボレーションを実現しました。今回の限定モデルは、アイコニックな「ロイヤルオーク」パーペチュアルカレンダー (QP) に、きらめく星空をイメージした “クリスタルスカイ” ダイヤルを採用。さらには、長きにわたり愛されてきた自社製自動巻き Cal. 5134 ムーブメントの最終搭載モデルとなるなど、話題性十分の一本です。

インタビューでは、メイヤー氏の時計への深い愛情や、今回のコラボレーションに込めた想いに迫ります。また、時計選びのポイントや日々の習慣など、ファン必見の内容が満載です。

サファイア ダイヤルに宿る、メイヤー氏の宇宙観

今回の限定モデルの最大の特徴は、まさに ”Crystal Sky” と呼ぶにふさわしい、幻想的な星空を思わせるサファイア ダイヤルです。これは、キャリバー 5134 の最終搭載モデルという節目を迎えるにあたり、メイヤー氏自身が考案したデザインだといいます。

「キャリバーとモデルをこのような形で送り出すことは光栄です。通常、生産終了はもはや必要とされないものだからという理由で行われますが、今回の限定モデルはそれを逆手に取り、全く新しい価値を生み出しました。まるで誕生を祝うかのようなセレモニーを、終焉の場に仕立てているのです。」と、メイヤー氏は語ります。

スポーツウォッチに宿る、複雑機構のエレガンス

「ロイヤルオーク QP は、パーペチュアルカレンダーという複雑機構を大衆に理解させ、愛着を持たせるきっかけになったと言っても過言ではありません。通常、このような高度な機構は、ラウンドケースのエレガントなドレスウォッチに搭載されるのが一般的でした。しかし、ロイヤルオークというスポーティなケースに収めることで、全く新しい解釈が生まれたのです。」

また、メイヤー氏は、10年前は一部のマニアやステータスシンボルとしての需要が高かったロイヤルオーク QP が、今では広く愛されるようになったと指摘します。セラミック素材の採用なども、このモデルの持つ革新性とファッション性を後押ししたと考えられます。

時計収集の先に広がる、新たなカルチャー

メイヤー氏は、熱心な時計愛好家としても知られており、インタビューでは自身の時計遍歴についても触れています。

「コレクションが増えるにつれて、より厳選されるようになりました。今は所有している時計を改めて見直し、味わうことに重きを置いています。小型ケースの時計が再び人気になってきたことも、かつて集めたモデルを再び身に着ける良い機会になりました。」

さらに、今回の AP とのコラボレーションは、これまでの活動の中でも特別な位置を占めているといいます。

「今回のようなコラボレーションを通して、デザインに永続性を持たせることを目指しています。この点において、今回の AP との仕事は PRS シルバースカイ ギターに続く、ナンバーワンと言えるでしょう。」

ロイヤルオーク QP を選んだ理由、そして時計への想い

最後に、今回の限定モデルでパーペチュアルカレンダーを選んだ理由について尋ねると、メイヤー氏はこう答えます。

「ロイヤルオーク QP は、スポーツウォッチでありながら複雑機構を搭載しているという点で、時計業界の既成概念を打ち破りました。そして、10年という歳月をかけて、真の愛好家だけではなく、多くの人々に愛されるようになったのです。もはや単なる腕時計ではなく、カルチャーの一部になったと言えるでしょう。」

今回のインタビューを通して、メイヤー氏の時計に対する並々ならぬ情熱と、独創的な感性が浮かび上がってきます。限定モデルの持つ魅力はもちろん、メイヤー氏の言葉には、時計愛好家のみならず、ファッションやカルチャーに関心を持つ多くの人を魅了する力があります。